愛玩犬はどんな犬?(トイグループ)
もともと貴族の愛玩犬として生み出された犬や、猟犬だった犬から愛玩犬として改良された犬など、愛玩犬の起源は様々で、性格は基本的に人懐こく活発です。
愛玩犬の多くは、室内で過ごす時間が多いため、他の犬に慣れていないことがあります。そのため外出すると、他の犬に吠えて攻撃的になったり、逆に怯えて震える犬もいます。
その場合は、無理やり近づけるのではなく、ゆっくりと慣れさせる必要があります。
愛玩犬の犬種
愛玩犬の犬種は、主に次のような犬がいます。
・チワワ
メキシコが原産。
公認された中で最も小さな犬で、北アメリカにおいては最も古い犬種である。
性格は、活発で勇敢、警戒心が強い。
見た目は、大きさも毛色も様々で、短毛種と長毛種もいる。
・ポメラニアン
中欧(ドイツからポーランド)ポメラニア地方原産。
祖先はスピッツ系で、中型のスピッツから改良を重ねて小型化された。
性格は、活発で友好的であるが、縄張り意識が強く吠える傾向がある。
見た目は、粗く豊富な被毛と長い飾り毛のついた巻尾を持ち、全体的にフワフワと丸くコロコロしている印象をあたえる。
ビクトリア女王にも愛され、世界的に人気のある犬で、小型犬ながらも頑健で丈夫な犬種である。
・マルチーズ
イタリア原産。
性格は、人懐こく明るいが、神経質な面もある。
フランスやイギリスの上流階級の間で大流行し、人気のある犬種。
見た目は、被毛が真っ白な純白が美しく、下毛のないシングルコートの直毛で、鼻や目は暗色、耳は垂れている。
・パピヨン
フランス原産。
祖先はスペインのスパニエルの一種。
マリー・アントワネットなどのヨーロッパの貴族に愛された。
性格は、活発で人懐こい。神経質な面もある。
見た目は、被毛が長く絹糸のように美しく、優雅でエレガントな容姿をしている。
・トイプードル
ドイツ原産。
トイプードルは、サイズが数段階に分かれているプードルの中で、最も小さい犬種。
性格は、活発で物覚えもよい。
見た目は、巻き毛のシングルコートで抜け毛が少なく、犬特有の体臭も少ない。
・シーズー
中国原産。
もともと中国の宮廷や貴人達の間で飼われていて、神聖な犬として扱われ愛された。
性格は、人懐こく活発。しつけ次第では、むだ吠えが多くなることがある。
見た目は、下毛が密生して全体的に被毛が多く、毛色は、黒と白との2色の場合多い。
・パグ
中国原産。
パグの名前の由来は、ラテン語で「握り拳」を意味する「パグナス」からきている。
性格は、温厚で明るく、ヨーロッパの貴族の間で人気を高めた。
見た目は、短鼻で垂れ耳、短毛のダブルコートで、鼻や口の周辺と耳は黒い。
・フレンチブルドッグ
フランス原産。
イギリスからフランスに持ち込まれたブルドックに、パグやテリアを交配して生まれた。
性格は、利口で社交的。頑固な一面もある。
見た目は、短毛短鼻で尾は短く、コウモリが羽を広げたような立ち耳をしている。
・キャバリアキングチャールズスパニエル
イギリス原産。
スパニエルの一種で、キャバリアとは中世の騎士という意味で、キングチャールズはイングランド王チャールズ一世と二世が寵愛したことに因んでらつけられた。
性格は、遊び好きで活発。
見た目は、大きな目と垂れ耳で、絹糸のような被毛を持っている。