犬のフィラリア

犬のフィラリアは、糸状の寄生虫の一種で、蚊を介して心臓の右心房と肺動脈に寄生します。

 

 

犬のフィラリアの症状

フィラリアが寄生すると血液の流れが悪くなり、様々な障害をもたらします。

何もしないでおくと死に至ることもある、犬にとっては重大な病気なのです。

 

フィラリアが感染して初期のころは、無症状なことが多いので見逃してしまいがちになります。

病気が進行すると次のような症状がみられます。

 

・呼吸が息苦しくなる

・咳が出る

・血尿が出る

・食欲がない

・お腹が膨らむ

・元気がない

・失神する

 

以上のような症状がある場合は、すぐに病院へ連れて行く必要があります。

 

 

フィラリアの予防

一般的に、蚊の発生する時期のおよそ半年間、月に一度、予防薬を投与することで、フィラリアの感染を防ぎます。

予防薬は、口から摂取する錠剤から皮膚に塗るタイプ、注射によるもの(一度の注射で12カ月有効)があります。動物病院に行って相談しましょう。

 

口から摂取する錠剤から皮膚に塗るタイプなどは、一回でも投与を忘れたり途中で投与を中断すると、感染のリスクが高まります。

獣医の指示通りに最後まで必ず投薬を続ける必要があります。

 

フィラリアの予防は飼い主のつとめです。

必ず予防するようにしましょう。