犬の歯磨き
昔の犬は、食事に硬いものが与えられていたので、顎が強く、歯は健康を維持できていました。
しかし近年は、軟らかい食べ物を与える機会が多くなったため、歯に食べカスが残りやすくなったり顎の力が弱まってりして、歯に歯石が溜まりやすくなりました。
歯に歯石が蓄積していくと、歯周病になったり歯がぐらついたり抜けたりしてしまいます。
そのため飼い主は、定期的に歯磨きをして犬の歯を健康に保つ必要があります。
歯磨きの仕方
歯磨きに使用する道具は、人間と同じ歯ブラシを使用します。
小型犬などは、ブラシヘッドが小さいほうが磨きやすいです。
基本的な歯ブラシの仕方は、歯の溝に沿って上から下に向かって磨きます。
その際、歯石が溜まりやすい歯と歯茎の間の溝も磨くとより効果的に磨けます。
上から下に向かって磨くことが、犬が嫌がって難しければ、歯の表面を左右にブラッシングするだけでも効果はあります。
それすら難しい場合は、ガーゼを濡らして人差し指に巻き、歯の表面を磨いてみましょう。
ガーゼに慣れてきたら、歯ブラシに切り替えましょう。
前より抵抗なく歯ブラシで磨けるようになると思います。
歯磨きの回数
犬の歯磨きは、基本的に週1回で歯石を十分に予防することができます。
もちろん毎日磨いても問題はありません。
歯が丈夫な犬種などは2週に1回でも問題ありません。
犬の体質や環境に合わせて、歯磨きの回数を決めましょう。
大事なことは歯ブラシを定期的に行い継続することです。